イベントレポート
「平成21年度熱処理セミナー」
1月20日(水)、いわき技術支援センターにて、平成21年度鉄鋼熱処理技術研修「現場で役立つ鉄鋼熱処理技術」を開催しました。講師にはソーラー金属加工研究所所長の藤澤昭一氏をお招きしました。
内容は、熱処理の基礎とSCM材やSUS440C材等の合金鋼の熱処理技術についてです。熱処理は、材料の強度や耐摩耗性などを左右するため、構造物の設計や寿命にきわめて重要な技術です。今回は鋼の製法や結晶構造から学び、重要な処理である焼き入れ・焼きもどし・焼きなましまで丁寧に説明していただき、理解を深めました。
企業から24名の参加を頂き、とても勉強になったとのご感想を頂きました。
ご参加いただきました皆様に篤く御礼を申し上げます。
「平成21年度腐食防食セミナー」
12月2日(水)、いわき技術支援センターにて、平成21年度腐食防食セミナー「ステンレス鋼材料の局部腐食について」を開催しました。講師には元横浜国立大学客員教授(株)ベンチャー・アカデミア顧問の石原忠雄氏をお招きしました。
内容は、益々用途が広がるステンレス鋼を使用する上で問題となる粒界腐食、応力腐食割れの事例と対策についてです。はじめに、ステンレス鋼に優れた耐食性をもたらす不動態皮膜の性質や生成機構についてご説明を頂きました。続いて溶接・熱処理・環境等に伴う脆化や腐食、それらの事例と考え方および具体的な対策方法等についてご説明を頂きました。
企業から63名の参加を頂き、参考になったとのご感想を頂きました。
ご参加いただきました皆様に篤く御礼を申し上げます。
「いわきものづくり塾(いわきものづくり人材育成事業)」
「いわきものづくり塾」は、ものづくりに必要な基礎知識や現場での実例などを通じて、ものづくりの「地力」を高めることを目的に、いわき産学官ネットワーク協会が開催する講座です。
その一環として、いわき技術支援センターで、「金属材料試験実習」「溶接技術」「精密測定実習」を行いました。
1.金属材料試験実習
10月28日(水)に、いわき技術支援センターにて「金属材料試験実習」を行いました。内容は、材料の機械的な性質を確認するために重要な、引張試験と硬さ試験についてです。
はじめに、荷重-伸び線図の見方と引張強さや耐力の求め方を説明してから、参加者全員がステンレスやアルミニウムの試験片を用いて引張試験を行いました。続いて、JISに登録されている硬さ試験の方法を理解してから、引張試験と同じ材料の硬さを測定し、引張強さと硬さの関連についても考えました。
企業から8名のご参加を頂き、わかりやすいとのご感想をいただきました。
2.溶接技術
11月10日(火)に、いわき産業創造館(LATOV)にて、「溶接技術」の講演を行いました。内容は構造物の製造には不可欠な技術である、溶接の施工管理に必要な基礎技術についてです。
はじめに、溶接の利点や欠点と被覆アークをはじめとした溶融アーク溶接法の原理や特徴について説明しました。続いて、溶接継ぎ手の疲れ強さ減少やぜい性破壊を防止するために、ブローホールや溶け込み不良等の溶接欠陥を少なくすることの重要性や、溶接欠陥を防止するための方法も説明しました。
企業から20名のご参加を頂き、溶接への理解が深まったとのご感想を頂きました。
3.精密測定実習
11月18日(水)に、いわき技術支援センターにて、「精密測定実習」を行いました。内容は、幾何形状の評価を行う場合に重要で基本となるノギスとマイクロメータの使い方や精密測定機についてです。
はじめに、ノギスとマイクロメータの構造や使用上のポイントについて説明してから、用意したサンプルの寸法測定を行い、正しい使用方法を学びました。続いて、精密測定機では、真円度測定機・輪郭形状測定機・表面粗さ測定機・三次元座標測定機による測定原理と測定方法を実習しました。
企業から6名のご参加を頂き、すぐに業務に役立つとのご感想をいただきました。
農商工連携等推進シンポジウム
郡山ユラックス熱海(郡山市)において、「農商工連携等推進シンポジウム」が平成21年11月12日(木)に開催され、自治体関係者や食品加工業者、流通業者を中心に約400名の方にご参加いただきました。このシンポジウムは、福島県の農林水産業の6次産業化や農商工連携により、地域産業の活性化や地域力を活かした新産業の創出を図る目的で開催されたものです。
ハイテクプラザでは、福島県オリジナルの酒造好適米である「夢の香」を使用した試験醸造酒や、先日開催されたJFWジャパン・クリエーション2010で大賞である経済産業大臣賞をいただいた「パーフェクトシルク」の展示などを行いました。ブースに足を運んでいただいた方々には、研究成果についてよりよくご理解いただくとともに、熱心にご質問をいただきました。いただいたご意見やアドバイスについては、今後の研究開発に反映していきたいと考えております。
展示ブースに訪れていただきました皆様に篤く御礼を申し上げます。

福島発のオリジナル技術とハイテクプラザ展
福島空港において、「福島発のオリジナル技術とハイテクプラザ展」を平成21年9月2日(水)~8日(火)に開催し、約500人にご来場いただきました。
空港の広い展示スペースを有効に利用して、県内外・国内外のビジネスマンを主な対象として、「県内のオリジナル技術を持つ企業および県内企業をサポートする役割のハイテクプラザ」の紹介や試作品、研究成果などを展示し、ハイテクプラザからは、「微細成形加工金型技術」「漆粘土」「木材の表面強化」など特許所得済みの7研究成果の概要とサンプル品の展示を行ないました。
ご覧いただいた方々には、県内オリジナル技術について再認識していただき、福島県の工業技術レベルの高さを知っていただくとともに、ハイテクプラザの県内企業に対する役割についてもよりよく理解いただきました。展示スペースに訪れていただきました皆様に篤く御礼を申し上げます。
福島県ハイテクプラザ出前技術相談会in白河
白河地域職業訓練センター(白河市)を会場といたしまして、「福島県ハイテクプラザ出前技術相談会in白河」を平成21年7月28日(火)に開催し、県南地域の企業経営者、技術者など23名の方にご参加いただきました。
技術相談、ハイテクプラザおよび関係協力機関((財)福島県産業振興センター様、(社)発明協会福島県支部様、(社)産業サポート白河様)の事業紹介、参加者の方々と担当職員の交流会を実施いたしました。
参加者の方々からは電子機器開発や化学分析、研究資金制度等に関する技術相談が寄せられ、解決方法等のアドバイスに聞き入られると共に、交流会では活発な意見交換がなされました。
福島県ハイテクプラザ出前技術相談会in相双
サンライフ南相馬(南相馬市)を会場といたしまして、「福島県ハイテクプラザ出前技術相談会in相双」を平成21年7月14日(火)に開催し、相双地域の企業経営者、技術者など17名の方にご参加いただきました。
技術相談、ハイテクプラザおよび関係協力機関((財)福島県産業振興センター様、(社)発明協会福島県支部様)の事業紹介、参加者の方々と担当職員の交流会を実施いたしました。
参加者の方々からは材料分析や機械加工、食品加工等に関する技術相談が寄せられ、職員の説明に熱心に耳を傾けられていました。
「福島県・山形県・新潟県三県共同研究事業」研究成果発表会
「福島県・山形県・新潟県三県共同研究事業」の研究成果発表会が平成21年6月17日(木)、ハイテクプラザ会津若松技術支援センターにおいて開催されました。
発表会には業界関係者など県内各地から140名にご参加いただき、6テーマの発表と試作品展示を行いました。
この事業は福島・山形・新潟の試験研究機関が共同研究を実施し、県産品振興、地産地消推進を図るもので、ハイテクプラザ会津若松技術支援センターでは平成18年度から「県産果実類(ベリー類)を利活用した機能性食品の開発」を行いました。発表会会場、試作品展示会場ともに参加者からの質問も活発で、熱心にご聴講いただきました。
研究成果発表会プログラム( PDF形式・1260KB )
2008年度 イベントレポート
ここからは2008年度に実施いたしましたイベントについて掲載しております。
集まれっ!ハイテクプラザ2008
県民の皆様に対して、ハイテクプラザの施設を公開し事業を説明するCSR(企業の社会的責任)活動の一環として、また県の唯一の科学技術対応機関としてお子様の理科離れ防止に協力するため、毎年夏休み期間にお子様向け科学体験教室「集まれっ!ハイテクプラザ」を開催しています。いつものハイテクプラザとは打って変わって、この日は元気な子どもたちの歓声にあふれます。6回目にあたる今年は、8月3日(日)に開催し500名以上のお子様と保護者の方々にお越しいただきました。
当所の職員によるワークショップはもちろんですが、今回はスペースパーク様やムシテックワールド様、県内で広く科学実験を広める活動をされている「わくわく科楽実験出前屋」様のほか、繊維・漆器・陶芸といった県内地場産業のご協力もいただき、多彩な体験教室を実施できました。また、アトラクションとしてスチールパン(ドラム缶を打楽器にしたもの)の演奏や昔懐かしいポン菓子の実演などでご来場の皆様には楽しい一日を過ごしていただきました。来年も実施する予定ですのでご家族お揃いでのお越しをお待ちしております。

いわき技塾
ハイテクプラザいわき技術支援センターにおいて、福島県(いわき地方振興局)が主催する「いわき技塾」の一環として、10月22日に「金属材料試験実習」が、また11月12日には「精密測定実習」がそれぞれ開催されました。
今回の『いわき技塾』は、いわき産学官ネットワーク協会が福島県から委託された事業で、いわき地区の若手技術者を対象に、各分野の専門家から最先端の技術を習得する目的で開催されたもので、現在福島県の他の地域でも同様の事業が行われています。
「金属材料試験実習」では、いろいろな金属試験片の引張試験、硬度試験について参加者が実際に作業を行い、測定手順や注意点を学びました。「精密測定実習」では、ノギス・マイクロメータなどの測定機器の取り扱い方や、粗さ測定機・輪郭形状測定機・真円度測定機・三次元座標測定機などの精密測定機器の操作方法を習得しました。
熱心に実習を行われた参加者の方々からは、これからの業務に大いに役立つという感想をいただき、好評のうちに終了する事ができました。

会津ブランドものづくりフェア'08
『会津ブランドものづくりフェア'08』が10月25日、26日、会津若松市のあいづドームにおいて開催されました。2万人以上の方が来場されました。
会津地域には漆器や酒造りといった伝統的産業から、最先端の半導体工場まで、多くの産業が活躍しています。会津ブランドものづくりフェアは、そのような会津地域で事業を行う大小の産業が一堂に会し、会津における「ものづくり」の素晴らしさをアピールする場として、今年で4年目の開催になります。
ハイテクプラザは会津若松技術支援センターから醸造・食品科及び産業工芸科が出展いたしました。醸造・食品科からは特産のナツハゼを利用した健康食品の開発と、より香りの高い酒造りに向けた新たな清酒酵母の開発、さらに蜂蜜を原料としたお酒「ミード」の製造管理技術についての成果を出品いたしました。また産業・工芸科からは食器のデザインにユニバーサルデザインの考えを盛り込み、伝統産業にさらなる可能性を見出す取り組みを出品し、いずれも大変好評をいただくことができました。
来場の方々からは「普段あまり知ることがない企業を、身近に感じることができた。」「ハイテクプラザの活動について知ることができた。」等の声が聞かれました。今後もこのような機会を通じ、一般の皆様や企業の皆様に、広く活動のアピールに取り組んでいきたいと思います。

最終更新日 2010.03.04 09:08





